2024 年度貸借対照表:Gebrüder Weiss は、厳しい市場環境においても健闘しています

3月 10, 2025

純売上高27億1000万ユーロ / 物流ターミナル、自動化、および eモビリティへの投資1億2400万ユーロ / 脱炭素化の推進

国際的な輸送および物流会社であるゲブルーダーバイスは、2024 年度に純売上高 27 億 1,000 万ユーロを計上しました。これは前年度の純売上高と比較して10%の増加に相当します(2023年:24億6,000万ユーロ)。「当社の事業は、順調に進んでいます:地政学的、経済的な緊張状態が続く中、当社は市場シェアを獲得し、市場の動向逆らって成長することができました。「当社では社内のネットワーク、自動化、デジタル革新に投資することで、サービス範囲を拡大し、安定したサプライチェーンを確保するという明確な目標を掲げ、お客様にとって最適な輸送ソリューションを開発してきました」と、ゲブルーダーバイスの取締役会長であるヴォルフラム・ゼンガー・ヴァイス(Wolfram Senger-Weiss)氏は語ります。

航空および海上事業部門においては、 売上高が9億3,900万ユーロで前年度比21%増と、最も高い伸びを記録しました(2023年:7億7600万ユーロ)。この成長は、米国やドイツにおけるネットワークの拡大、ならびに太平洋横断貿易における輸送量の増加などによるものです。さらに、中国から欧州への輸出運賃の上昇により、勢いが増しています。紅海における攻撃により、コンテナ船はスエズ運河を通らずに喜望峰(南アフリカ)を回るより長いルートを取らざるを得なっています。

陸上輸送および物流部門では、売上高が5%増加して、15億2000万ユーロを達成しています(2023年:14億5千万ユーロ)。これには宅配部門の売上も含まれます。オーストリアおよび東ヨーロッパのいくつかの国では、冷蔵庫や家具などの商品の最終顧客への配送に、2 人の従業員が携わっています。
Gebrüder Weiss Paketdienst が共同株主となっている DPD Österreich (オーストリア) では、昨年6,320万個以上の荷物を輸送しています。これは、2023 年度との比較で 100 万個の増加に相当するものです。成長の主な原動力となったのは、輸出と個人顧客向けビジネスでした。

当社の自己資本比率は 60 パーセントと一定しており、ゲブルーダーバイスは危機に強いサービスプロバイダーおよび安全な雇用者としての地位を確立しています。全世界180拠点における従業員数は、若干の増加があり、8,700人(2023年:8,600人)となりました。 

経済的に厳しい環境下でも、当社は投資方針を継続しました。2024年度には、拡張と近代化対策、環境に優しいエネルギーの生成と e モビリティに合計1億2,400万ユーロを投資しました。

物流拠点、自動化、そしてデジタル化への投資
ゲブルーダーバイスは、本社とヴォルフルト貨物ターミナル (オーストリア・フォアアールベルク州) の近隣地に、完全に自動化された高床式倉庫を備えた近代的な物流および IT センターの建設を開始しました。ドイツ南部のシュトラウビングには新しい物流施設が開設され、バイエルン州の工業・商業企業に国内外の販売市場への効率的な輸送接続を提供しています。ゲブルーダーバイスはさらに、マリアザール (オーストリア)、アルディンゲン (ドイツ)、ブラティスラバ (スロバキア)、トビリシ (ジョージア) に拠点を拡大しました。拠点拡張の一環として、ブダペスト(ハンガリー)に AutoStore 倉庫が建設され、そこでは商品の保管、材料の搬送、およびオーダピッキングがほぼ自動化されています。米国では成長がありました: 当社はソルトレイクシティ(ユタ州)の航空・海上貨物運送会社である Cargo Link を買収しました。最近開設されたフェニックス(アリゾナ州)支部と合わせると、当社の北米ネットワークには現在 17 の拠点が含まれます。

ゲブルーダーバイスは、デジタルサービスの提供においてさらなる進化を遂げました。2020年に顧客ポータルであるmyGWを立ち上げて以来、顧客ユーザー数は25,000人に上りました。このプラットフォームは、すべての商品の流れに関する情報をリアルタイムで提供し、お客様に注文処理に関する情報を透明性のあるかたちで提供しています。2024年には、アプリケーションの適用範囲の拡大が継続的に実施され、積載会社のニーズに適用しています。 

再生可能エネルギーとeモビリティの拡大
当社では脱炭素化と気候に優しいエネルギーの生成に向けて、重要な一歩を踏み出しました。ハンガリーとスロバキアでは、太陽光発電(PV)システムが追加設置されました。ゲブルーダーバイスは現在34の太陽光発電システムを運用しており、昨年は約13,000メガワット時の電力を発電しました。これは、世界中のゲブルーダーバイス拠点における電力需要の約半分に相当するものです。太陽光発電の利用増加により、全体として 2,738 トンの CO2が削減されました。

ゲブルーダーバイスではCO2排出量を継続的に削減するために、社用車のフリーとを再編成し、電気自動車の運用を増加しています。当社はオーストリア、ハンガリー、クロアチア、ならびにルーマニアでは、すでに電気車両でオンラインで注文された商品を個人宅に配達しています。2024年にドイツで2台の電気トラックの運用が開始され、今年はオーストリアでもさらに13台の電気トラックの運用が開始される予定です。当社では当面の対策として、オーストリアにおけるトラックの大部分を水素添加植物油(HVO)に切り替えることで、CO2排出量を約90パーセント削減(ディーゼル燃料と比較)できるようになりました。

「物流業界は今年、持続可能性、インフラ、そしてデジタル化の課題に加えて、数多くの障壁に直面しています。欧州において継続的に続く経済的弱性、新たな関税、そして自動車産業の危機により、多くの企業では競争状況が悪化しています。ゲブルーダーバイスでは、今後もソリューション指向かつテクノロジーにオープンな姿勢でこの状況に取り組み、ビジネス戦略を顧客のニーズに大きく適合させていきます」とヴォルフラム・ゼンガー・ヴァイス氏は語ります。

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Merlin Herrmann

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